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音の視覚化


パソコンによる自宅録音をする機会がありました

そこでウッドベースを録音していて興味深いことが
あったので紹介したいと思います


ちょっと専門的な話になってしまいますが
まずウッドベースを録音するときに悩むのは
どんなマイクを使い 立てる位置をどうするかでしょう

どんな音を録りたいかにもよりますが一般的には
楽器の駒付近に単一指向性のマイク
少し離れたところに空気感を録るためのコンデンサーマイク
そして楽器に付けてあるピックアップマイクからのライン

の3本を混ぜ合わせて録音する場合が多いです
マイクを立てる位置は基本的には
自分の欲しい音が鳴っている位置に立てます


今回の録音では 
楽器のF字孔から20cmのところに単一指向性のマイク
楽器から2m離れた上方にコンデンサーマイク
そして楽器の内蔵ピックアップマイクからのライン
を使用しました


使用した録音ソフトは録った音を縦軸が音の振れ幅(音量)
横軸が時間として波形で画像表示されるタイプでした
b0167999_1421297.jpg

イラストはその画像イメージの例です
小節あたまの位置でそれぞれのマイクの波形を見ると
同じ音にもかかわらず音の出始めるタイミングに差があるのです


考えてみれば当たり前の話なんですが
ウッドベースの音は弦をはじき その弦の振動が大きなボディーに伝わり
共鳴して 今度はその揺れが空気を伝わって我々の耳に届くのです

ですから楽器内蔵のピックアップは弦が振動した瞬間に音を拾い始め
一方一番遠いコンデンサーマイクはその次の楽器の振動が
2mの空気を振動させた後の音を拾うので
音の立ち上がりにタイムラグが生じるのです
つまり楽器からの距離によって聴こえてくる音の
タイミングに違いがあり 近ければ速く 離れれば遅いということです

音が視覚化されてこの事実を実感しました


この差は微妙なのですが ベースの役割として 
音のタイミングでグルーブ(ノリ)を生み出す時に
自分の聴こえている音と離れているメンバーやお客さんが
聴こえている音のタイミングが同じではないと認識することは
大切なように思いました
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by tadabass | 2009-07-12 02:52 | 音楽 | Comments(0)