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車のいろは空のいろ


夏の記憶はいろんな匂いと共にあります

ビーチの潮の香にサンオイルの匂いの混ざった熱い風

森林の樹木の発する少しひんやりとした匂い

ユリの花の甘く官能的な匂い

熱せられたアスファルトに降り始める夕立の匂い

そういえば昔のタクシーの排気ガスは独特な匂いがして好きでした

夏の生命力の溢れる濃厚な匂いは いろんな記憶を呼び覚まします



私は なぜか空色系の車が好きで(自分では持ってないのですが)

街でも青や水色の車を見かけると

無意識に目で追ってしまうようなところがあります

その理由は多分これだと思い出しました

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『車のいろは空のいろ』という作品名が強く頭に残っていたのです

あまんきみこさんの童話集であるこの作品は

小学4年生の国語の教科書にとりあげられているので

ご存知の方もいらっしゃるかも


主人公の空いろのタクシーの運転手 松井さんが

さまざまなお客さん(動物だったり 時間を超えた人だとか)との

交流を描いているお話です

その不思議な魅力に子供の頃ずいぶんはまったように思います


再びこの作品を手にとって見ました(10歳のとき以来ぶり?!)

ほんとうに不思議なできごとが次々起こるのですが

それに対応する松井さんのなんて自然でやさしい言動

人間的で さりげなくてかっこいい!

おそらく あまんさんも松井さんに恋をしながら

物語を綴ったのではないでしょうか


それから物語のなかで季節の描写が随所に出てくるのですが

色彩豊かで読者をやすやすと物語の世界へ同化させます


小学生当時の私に 空いろのタクシーの鮮やかさと

松井さんをとりまくファンタジーの魅力が

強く刷り込まれたに違いありません

いまだに空いろの車に魅かれるのですから



今 大人になって読み終わっても

とてもあたたかい気持ちになれました

いい作品は風化しないんですね

この『車のいろは空のいろ』は1968年に出版されて以来

今なおロングセラー図書として売れ続けているそうです
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Commented by shindows at 2009-07-18 11:02 x
この話好きでした!
書き写した文章に自分で絵を描いて、絵本を作った覚えがあります。

夏の匂いもいろいろありますが、
虫除けスプレーを使うといまだに夏休みだなあ、と思ってしまいます。
夏は毎年、青いファミリアに乗って数日間のキャンプ旅行でした。
Commented by tadabass at 2009-07-18 11:43
その絵本見てみたい!
この記憶を共有できる人がいるのはうれしいです


夏休みといえば電車で田舎に帰省することが多かったので
線路の鉄の焼ける匂いもそのころの記憶と結びつきます

ファミリアの青 きれいな空のいろでしたね!
Commented by ただの負けず嫌い at 2009-07-18 21:51 x
どうもこんばんは。お久し振りです。

私が現在読んでいる1冊に「星の王子様」があります。
世界中の人が知っている有名な本の為かいつか読むだろうで今まで読まずに来てしまいました。キッカケも古本で100円で新品同様だったので手に取った次第です^^

「絵本」とか大人になって読むとわかりすぎてしまい奥深さを感じてしまいます(笑)。
Commented by tadabass at 2009-07-19 05:03
私は移動中に『古典的名著』を読むのが最近ブームでして
時を隔ててもいいものは色褪せないなあ と強く思います
しかも文庫なら古本屋で100円程度なのでお手軽ですよね^^

「星の王子さま」は読む人によっていろんな受け取り方ができる
深みのある作品です 私は愛する人のことを考えてしまいます
by tadabass | 2009-07-17 13:23 | 日常 | Comments(4)