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冬場のコントラバス


寒くて乾燥した日が続いていますが
みなさんいかがお過ごしでしょうか

私の方は年明け 少し体調を崩しまして
多分寒さのせいなのか胃腸が弱っている様で
お酒を控えたり 控えなかったり
しています

来て下さるお客さんや共演者のみなさんに
支えられ日々暮らしております



さて 昨年暮れあたりからガクッと
急激に気温と湿度が下がり身体もしんどいですが
木製のウッドベースもこの気候の変化に多大な影響を受けます

特に乾燥すると木が縮んでしまいますので
夏場の多湿な時期に比べると
弦高が1mm程低くなったり
表板のf字孔がゆがんできたりと
外見にも変化が現れます

一番やっかいなのは楽器の接合部に隙間が出来て
そこが変に響いてノイズを起こすことです

私の楽器は古いものなので割れや剥がれの
修理の跡がもともと数か所あるのですが
おそらくそういうところが鳴り出します

湿度が30%台前半くらいになると
ある特定の音 例えばドの音を弾くと
ボディがビリビリいいだして
何の音を弾いているのか分からなくなるほどです

古い楽器は多少はしょうがないようなのですが
数年前あまりに気になるので大久保にある弦楽器の山本さんで
徹底的に直してもらったことがあります
それ以来ほとんど気にならなくなりました

それでも今年はかなり乾燥したので
ひどいノイズが出はじめて要修理かと思ったのですが
レモンオイルで割れ目や継ぎ目を潤すように磨いてやると
おさまりました

接着剤のニカワが水分によって接合力を復活させたみたいです
※この方法は楽器の塗装状況等によってはお薦めできない場合があります


と いうように冬場は楽器にとっても過酷なのですね

先日も先ほどの弦楽器の山本さんに寄った際
修理待ちのコントラバスで店内が一杯でした

今年はダンピット(f字孔にセットするスポンジ製の加湿器具)を
ひたひたに濡らして入れておいた方がいいと仰っていました



ただでさえ過酷な環境下にあるのに
私の愛器は演奏が終わった後も
ときには怪しげな飲み屋や焼き肉屋等に連れて行かれ
文句も言わず店の片隅で煙草や焼き鳥の煙にいぶされたり

先日もゴールデン街の狭い階段を
酔い潰れたご主人様の代わりに
お店に居合わせたお客さん総出で担ぎ下ろされる
という憂き目にあったり

私のいろんなところを
いつもだまって見てくれています
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by tadabass | 2011-01-25 13:14 | 音楽 | Comments(0)